「天気」にまつわる諺色々!

ことわざ明日の天気が気になるのは今も昔も変わりません。靴を飛ばして明日の天気を占う行動は、小学生にとってメジャーな遊びの一つです。古くは下駄を使っていた天気占いのように科学的根拠に基づいた天気予報が行われる以前は、過去の経験から「××なので晴れ」「○○なので雨」といった予測がなされており、現代でも諺として伝え継がれています。いくつかの諺と、その根拠をみてみましょう。

雨に関する諺

「朝焼けは雨」

現代でもよく聞く諺です。天気は西から東へと変化するため、東の空で朝焼けが見えるということは、西の空から雲が近づいていると考えられたのです。後述の「夕焼けは晴れ」とは対の存在といえるでしょう。

「子どもが騒ぐと雨」

子どもが戸外で大騒ぎをすると近いうちに雨が降ると言われています。低気圧の接近に伴う気圧や気温の変化で、自律神経が影響を受け、子どもたちが落ち着きを無くすのです。

「ツバメが低く飛ぶと雨」

空気中の湿度が上がると、小さな虫などは羽に水分を含んで低く飛ぶようになります。ツバメは餌の虫を捕まえるために同じく低く飛ぶので、こういった言葉が生まれたのでしょう。

晴れに関する諺

「夕焼けは晴れ」

夕焼けが見える、すなわち西の空に雲がないので当面は晴れが続くと考えられています。前述の「朝焼けは雨」と対になる諺として一度に語られることもあります。なお、英語にも同様の諺[Red sky at night, shepherd’s delight; red sky in the morning, shepherd’s warning.(夕焼けは羊飼いの喜び、朝焼けは羊飼いの警告)]があることが知られています。

「朝霧は晴れ」

朝に霧が出ていると、その日は晴れだと言われています。霧は晴れた日に大気中の水蒸気が、熱の逃げた地面の温度低下によって冷やされ水の粒になることで発生します。朝に霧が出ているということは、夜間は晴れていたことの証拠なのです。

「流星多ければ日照り続く」

夏に流星が多いと日照りになるとされています。科学的な根拠は示されていませんが、世界各国に同様の諺があり、何かしらの関連性があるのではと考えられています。


天気にまつわる諺は、科学的な裏づけの取れているものから与太話に近いものまで、数多く存在しています。中には地域特有の諺もあり、諺を辿れば地域の歴史が垣間見えることも少なくありません。色々な諺を組み合わせて自己流の天気予報をしてみるのも楽しいかもしれませんね。


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