大学と大学校。どちらも非常に似ていて、同じ意味のものと思われがちだが果たして本当のところはどうなっているのだろうか。
大学と大学校には定義がある。
まず「大学」についてですが、実は法律によってきっちり規定されていました。大学とは、「学術の中心として、広く知識を授けると共に、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的」としています(学校教育法第83条)。そして、「大学校」に関しては前述の「大学」と全く異なる施設で、大学と違い、「大学校」と名乗ることに特に規定はされていません。また、ほとんどの大学校は職業に必要な能力の育成を目的としており、国の機関と関わっているところが多いです。しかも、大学校の中には入学すると学費が無料となるだけでなく、給与が貰えるというところもあります。
生徒と学生って何が違うの?
先ほどは大学と大学校の違いについての話しでしたが、学校繋がりで、次は生徒と学生の違いについてです。よく「学生時代は…。」といった話しを聞きますが、一体、その学生時代とはいつのことを指す言葉なのでしょうか。これら呼び方については、学校教育法で決められており、幼稚園や保育園に通う子供達を「幼児」、小学校に通う子供達は「児童」、中学校と高等学校では「生徒」、そして大学や大学院においては「学生」といった呼び方をしています。