日本で少子高齢化により、高齢者一人につき若者の負担割合が年々高まっていることが嘆かれている。
ただ、それに合わせてシニア層向けのビジネスの市場は非常に大きく有望なものとなっている。
それは日本の隣にある中国にも同じことが言えるようだ。
人口が増え続けている中国においても高齢化が進んでおり、現地でも日本企業が巨大市場として積極投資する動きが目立っている。
中国に進出するシニア層向けビジネスの数々とは!?
中国の高齢化が人口もあいまって巨大な市場となっている。
そのことから、既に高齢化が進んでいる日本企業は、日本で培ったノウハウを活用し巨大市場に積極的に対応していくとしている。
介護サービスを展開させるニチイ!!
介護最大手のニチイ学館は中国の主要地域で家事代行企業の買収を進めるとしている。
中国では家政婦がかじ代行と兼ねて介護サービスを行うことが一般的で、ニチイ学館は買収した企業に介護について専門的なノウハウを教えることで介護中心でも就役を伸ばせるようにするという。
同社によれば、中国での要介護者は約3500万人居るとのことだ。
認知症の治療薬を販売するエーザイ!!
中国での高齢者の人口増大に目をつけていたのは介護、福祉業界だけではなかった。
エーザイは高齢化から認知症患者の増加を見込んでおり、中国で認知症の治療薬「アリセプト」の販売を拡大するとしている。
各地の医療機関と連携し、外来診療所を今夏までに140箇所以上設置している。さらに、16年度には江蘇省の工場に新棟を建設し、中国で本格生産を行う方針だ。
【「日本経済新聞」より一部抜粋。】