電動車いすは高齢者や障害者に非常に重宝されていて、操作がしやすいということからも普及が進んでいるが、電車の踏切を渡りきれずに電車と接触する事故に合うといったケースが後をたたないという。
対策難しく、死亡事故も。
大阪府内では、府内の特に危険とされる踏切11箇所をリストアップした。
大阪府警が認定した危険な踏み切り11箇所リスト
路線 | 踏切名 | 理由 |
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JR片町線 | 新喜多 | 交通量が多い、上下線共に段差があるなど。 |
鯰江 | 上下線間に高低差があり危険。 | |
雁屋裏 | 線路とアスファルトの段差があるなど。 | |
JR関西本線 | 正覚寺 | 道路の端が切れ込み型になっているなど。 |
JR東海道本線 | 桜井村 | 段差があり危険。 |
西谷 | 見えづらい縁石がある。 | |
百山 | 道路の端に不良部分があり危険。 | |
阪堺電気軌道阪堺線 | 高須神社4号 | 線路との段差が大きい。 |
南海本線 | 岡田浦7号 | 端が切れ込み型で危険など。 |
孝子2号 | 段差が多い。 | |
阪急箕面線 | 牧落 | 狭い、段差が多いなど。 |
また、電動車いすを使った実験も静岡県浜松市の「電動車いす安全普及協会」と協力して実験を行った結果、「急展開すると車輪がレールのみぞにはまり危険になる」ことや「踏み切りの溝から逸脱して転倒してしまう恐れがある」のいずれかに当てはまるということが判明している。2007年~2014年の間には7人の死亡事故を出すなど大変問題ではあるが、鉄道会社各社側も定期的に点検や補修をしているものの、構造上解消が困難であることも明らかにしている。
事故をなくすためにはどうすれば良いのか?
最大の防御策は、やはり踏切を渡らないようにするということだ。ただ、どうしても渡る際は介助してくれる人をつけるなど工夫が必要だ。
【「日本経済新聞」より一部抜粋】