「レジリエンス」という言葉を聞いたことはあるだろうか?これはタフで折れない心のために重要なものとなっています。この「レジリエンス」を身につけてより生産性の高い仕事を行うようにしましょう。
誰もが身につけられる「レジリエンス」とは!?
ネガティブな気持ちは生産性や業務効率を下げる要因となります。また、それは自分だけでなく職場で伝染するという特性があり非常に厄介である。さらに、そのネガティブ感情からなかなか抜け出せずに、失敗を恐れて「行動回避」になる人も出てきます。そこで、それに対するのが「レジリエンス」です。これは逆境や困難なことに直面した際に、それを次の日に持ち越さずに対応する精神力と心理的プロセスのことです。
「レジリエンス」はどのようにすれば発揮できるのか?
失敗して落ち込みことは若手、ベテラン問わず誰にでもあることです。さて、そんな時に次の日から切り替えるための「レジリエンス」はどのようにすれば発揮できるのでしょうか?
これには3つのポイントがあります。
それは「負の感情の底打ち」と「気晴らし」、そしてやればできるという「自己効力感」を持つことです。次に「レジリエンス」を発揮する流れを表します。
①仕事で失敗、大きな仕事を任され不安になる。
②ネガティブになっていることを自覚する(負の感情の底打ち)。
③寝る前までに運動する、音楽を聴く、ヨガや瞑想等を行う、日記などで感情を表に出すなど、これらのような「気晴らし」をします。
④質の高い睡眠に繋がる。
⑤朝の目覚めの質も高くなる。
⑥結果的にその日の生産性、効率が上がることになります。
そして「自己効力感」については、日々の業務で目標を立てて、小さな目標をクリアできれば、どんどん目標を大きくしていきます。そうすると失敗に負けない強い精神を得ることができるようになります。
組織においても「効力感」は有効である
失敗を恐れず、高い目標に取り組む会社は「効力感」が働いており、社員には失敗を学びの機会だとして実体験を社員に促し、成功体験は広く社内に知らせる仕組みができています。こういった「レジリエンス」を社員一人ひとりが持った会社は「効力感」により、良い結果を残すことができるようになります。
【「日経MJ」より一部抜粋】