スマートホテルを知っているだろうか。これはハウステンボス(長崎県佐世保市)が発表した、省人・省エネを最新のITを用いて運営するホテルのことで、格安で宿泊ができるということで話題を呼んでいる。
接客ロボット導入で人件費を削減
ホテル経営で最もコストがかかるのが人件費だと光熱費だ。その2つのコストを下げることで1泊7000円からという格安で宿泊できるホテルの運営が可能となった。世界一生産性の高いホテルで海外展開をすることを視野に入れている。具体的なコスト削減方法としては次のようになっている。
光熱費 | 断熱素材と遮熱塗装 | 自然風を有効活用 | 太陽光発電などの再生可能エネルギーを使用 |
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人件費 | 接客ロボットを3台配置 | コーヒーなどを運ぶサービスを1~2台設置 | 清掃ロボット数台を設置 |
また、多言語対応をしていたり、客室では顔認証システムを採用したりして、鍵を持たずに部屋を出入りできるような仕組みをつくっている。これだと外国人観光客が来た際も問題なく対応でき、また鍵の管理のことを考えることもなくなるので安心だ。何より、これらによって人件費と光熱費を、それぞれ3分の1以下に抑えることが可能になる。
業界初! オークション方式!
ホテル業界初のオークション式を取り入れるそうで、需要によって料金が変動する仕組みとなっている。上限と下限の設定がされており、1000円刻みで入札をして最も高額な入札をした人がその部屋に宿泊をすることができるという仕組みだ。
【「日本経済新聞」より一部抜粋】