イオンは有機商品の専門店を手がける欧州企業と、日本で合併会社を設立した。
フランスでたまたま店を訪れた際に偶然出会ったことから合併の話になった。
狙いは提携先企業の「起業家精神」を社内に取り込むこととなっている。
社風の改革を実施!?合併会社はイオンリテールの社長が登板!?
マルネ・アンド・ファイナンス・ヨーロッパ(ブリュッセル)との折半出資で「ビオセボン・ジャポン」を設立し、有機農産物や有機産品原料にした加工食品や化粧品などを専門に取り扱う店舗を運営しており、そのノウハウを生かして、同様の専門店を5年で50店舗開くとしている。
日本での市場規模も緩やかに拡大を続けており、市場規模が30倍の米国や4倍のフランスと比較すると、拡大の余地は大きいとされている。
岡田社長が有機ビジネス激戦区の地フランスで、急成長している彼らの実行力に注目したことから合併が決まった。
岡田社長はイオンリテールの取締役から外れてまで、新事業の推進役として登板するようだ。
岡田社長は、企業の永続には新たな収益源を生み出す企業内起業家が必要不可欠と見ており、社員に様々な挑戦をさせて、将来的には上場を目指すとしている。
もちろん、非効率があるのは否めないが、岡田社長がイオンの前身のジャスコ社長に就任してからもうすぐ20年となり、いつまでも世代交代を避けることができないと考えることから、今回の設立を進めたとされている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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