自分の思考や感情を文章で表現する方式には様々なものがあります。例えばエッセイの様に自分の言葉として表すものや、絵本や小説のように物語として表現するものなど、その内容は多岐に渡ります。文字表現に関する公募を見てみましょう。
第11回 文芸思潮エッセイ賞
募集期間:~2015年4月30日
文芸雑誌「文芸思潮」が主催する、オリジナルエッセイを募集する公募です。文芸思潮は2005年に創刊された比較的新しい雑誌であり、同人的な物を中心に独自路線の作品を掲載しています。今回の公募にあたっては特に指定テーマは無く、日々の暮らしの中で感じる思い、体験などを広く募集しています。応募審査料として1,000円の郵便為替が必要となる点には注意しましょう。
大賞にあたるエッセイ賞にはトロフィーとともに賞金10万円(2名受賞の場合は各7万円)が授与されます。短い文章の中に、自分にしか出来ない思いを込めてみましょう。
第6回 第30回国民文化祭・かごしま2015 志エッセイフェスティバル
募集期間:~2015年4月30日
鹿児島県志布志市で2009年から開催されているエッセイコンテストです。志布志市は2007年に4月24日を「しぶしの日」と制定し、志のまちを宣言しています。 「志」を表現するエッセイであれば内容は自由になります。入賞作品はホームページに掲載の上、朗読CDに収録されます。2015年は入賞作品を活用したショートムービーコンテストやシンポジウムなども計画されており、多彩な広がりを見せています。
入賞作品には地元特産品が贈呈され、大賞は10万円相当、準大賞には3万円相当と大変豪華なものになっています。応募文字数は800字程度と、非常に短い文章が求められるコンテスト。貴方の志を表現してみませんか。
第30回 家の光童話賞
募集期間:~2015年6月30日
JA(農協)グループの出版・文化団体である家の光協会が主催する、就学前の子ども想定読者とした童話賞です。テーマは自由であり、内容は書き手の発想に委ねられています。子どもは勿論、かつての読者が大人になってからも読み返したくなる、そんな内容が求められています。ただし古くから伝わる民話や既に他賞に応募した作品などは入賞したとしても無効となります。
大賞である家の光童話賞は30万円、優秀賞には10万円の賞金が用意されています。また家の光協会が発行する『家の光』誌上に掲載され、多くの人の目に触れることでしょう。絵本の言わんとする内容は、難解でも簡素過ぎても子どもの心に届きません。匙加減が難しいだけに、挑戦し甲斐があるといえるのではないでしょうか。
文章での表現には、感情を文字に落とし込む文章力が強く求められます。短い文章の中で、そうした力を試してみてはいかがでしょうか。