長野県の自治体が大学生向けのUターン、Iターン促進策を広げて、衆活時の地域人材の確保を狙うとしている。
2018年春に卒業する学生向けのインターンシップ(就業体験)においては、インターンの補助金や企業見学1泊ツアーを実施するなどイベントを進めている。
首都圏に流出する人材を取り戻せるか!?自治体の新たな試み。
長野県は地元出身の学生が県内に戻るUターンや、都会出身者が県内に移住するIターンなどを促すべく、県内企業で就業体験に参加する際は補助金を出すなど制度を拡充していくとしている。
学生が登録企業で就業体験を行う場合、旅費や宿泊費を補助するとしており、より就活をしやすくして県内への入れ込みを狙う。
3日以上の就業体験が条件となっており、上限内であれば複数回の利用も可能となっている。
ウェブサイトの「おしごとながの」を拡充し、地域企業の就業体験の受け入れを行うとしている。
首都圏から学生を招いて地域企業を巡るツアーも活発に行われているようで、。首都圏の大学に通う学生を対象とした1泊2日のツアーを北信地域の9市町村で始めるとしている。
2日間で4社前後を巡る流れで、工場見学や経営者、社員と交流する機会が設けられている。
こうしたUターン、Iターンを狙ってイベントを開催しているのが長野県だけであなく、広島、山形、新潟でも同様に交通費支援などによる学生の取り込みを狙っている。
地方への学生取り込みになるか、今後の展開にも注目していきたい。
【「日経MJ」より一部抜粋。】