ポッカクリエイト(東京・千代田)は自社が運営するカフェ「カフェ・ド・クリエ」は、立地に合わせた店作りを行っており、病院や商業施設によってメニューや内装を変えて、店によって異なる顧客のニーズに対応するとしている。
商業施設や病院などで異なる店作り、展開を行うカフェ・ド・クリエ。
カフェ・ド・クリエは店ごとに異なる形態をとることで、各店舗の魅力を高めて5年後に現在の約2倍の400店舗体制を目指すとしている。
同社は「カフェ・ド・クリエ」を約200展開しており、商業施設の店舗は「カフェ・ド・クリエ コマース」として、ファミリー層や女性をターゲットとした店作りを行い、店内を木目調にするほか、観葉植物をレイアウトするなどし、落ち着いた雰囲気にする。
また、病院内は「カフェ・ド・クリエ ホピタル」とし、提供するメニューには、カフェインレスのコーヒーやハーブティーといった健康に配慮したものとなっているほか、レジに手すりをつけたり、車椅子でも入りやすいようにレジカウンター下にくぼみを持たせることで店作りも工夫する。
書店と併設された店舗は「カフェ・ド・クリエ リーブル」として出店する。
ソファ席を設けて、長時間滞在の際にも楽に本とカフェを楽しめるようにしたほか、本を読みながらでも扱いやすいマグカップやメニューの開発も行うとしている。
都心を中心にスターバックスコーヒーやコメダ珈琲店が積極出店していることから競争が激化しており、立地にあった業態開発により競合他社と差別化を図る狙いだ。
ただ、今後は店ごとに違うコンセプトになることから、チェーン運営に比べてオペレーションは非効率になる恐れがあることから、利益を出せる仕組みづくりが課題になると考えられている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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