SNSサイトを運営するOFFLine(オフライン、東京・品川)はスマートフォン(スマホ)を使って高齢者の徘徊を管理するサービスを開始したとして話題とよんでいる。
増える認知症患者に対応!!アプリで徘徊を管理!!
少子高齢化に伴い高齢者が急増していると同時に、認知症患者も増えている。
認知症が進むと徘徊をする高齢者も多く居り、社会問題にもなっている中、アプリを使って高齢者の徘徊を管理するサービスの開発がされたようだ。
認知症高齢者に無線通信の発信器を配布し、スマホにオフライン社のSNSアプリ「AirTalk」を入れた人が発信器を持った高齢者とすれ違うと、位置情報が家族や病院に送られるといった仕組みとなっている。
インターネットを経由せずに、近距離無線で100メートル先の発信器の位置を見つけ出すことができるようになっている。
個人利用以外にも病院や介護事業所といった施設にアプリを入れたスマホやタブレット端末を固定で設置することで外出をすぐに検知できるようになるとしている。
仮にスマホがスリープ状態でも発信器の通信を検知して、位置情報を発信するようになっている。
今後は技術改良などを進めて、国内外で早期のサービス化を図り、徘徊をする認知症高齢者の対処方法の一つとしてサービスを普及させたい考えだ。
実証実験では金沢市内4キロメートル四方のエリアに固定の検知用スマホなどを40台設置しており、発信機をこもった10人がエリア内を歩いたところ、リアルタイムで位置情報が家族の端末に送信されたようだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】