家電の省エネ進化はめざましいものとなっている。製造から年数を経ているモデルと現行モデルを比較すると、ほとんどの商品の消費電力が削減されている。買替えで消費電力が50%もダウンすることもあるようなので、古いモデルのものは思い切って買い換えて賢く節電をしましょう。
冷蔵庫
10年間で最も省エネが進んだ商品の1つが冷蔵庫である。冷蔵庫に関しては、6~7年前モデルは買替えましょう。昔のモデルと現行モデルを比較すると、消費電力は半分になっている。これを実現できたのは、コンプレッサーやモーターの回転数を、庫内温度や周囲の温度に合わせて変化させるインバーター制御の採用が理由である。最近は400L台が進化しているので、この大きさの買い替えをおすすめしたい。
液晶テレビ
冷蔵庫と並ぶ、最も省エネが進んだ商品が液晶テレビだ。液晶テレビに関しては、4年前モデルの液晶テレビは替えましょう。8年前の液晶テレビは、価格も高額で、消費電力も高いものとなっている。アナログ波停止時の機種ならセーフだが、それ以前なら迷わず買い替えましょう。こちらもアナログ波停止の前年には、約半分に消費電力を抑えられるようになっており、その後も消費電力の幅は高まっています。
照明器具
照明器具については、10年くらい使用すると劣化が激しくなるので、10年前モデルは買い替えましょう。最近ではLEDの省エネ性能が高くなっているので、この機会に買い替えるもの手だ。
掃除機
3~4年前モデルは買い替えましょう。冷蔵庫や液晶テレビのように大きな省エネには繋がらないが、エコモードや節電モードが搭載していれば、勝手に強と弱を切り替えてくれるので、消費電力は2~3倍は変わってくる。
逆に節電を期待できないのは、あの家電だった!?
節電を期待できない家電は、実は洗濯機に扇風機である。洗濯機に関しては、洗浄力が大幅に進化しているものの、乾燥機機能などを使うと大幅な電力を消費する。洗濯機は壊れたら買い替えるなどの対応をしたほうが良いだろう。扇風機は、DCモーターの搭載で消費電力は大幅に削減されるようになったが、もともと電力を大量に消費する家電ではないので、買い替えはおすすめできない。
購入コスト分を考えて、スマートな買い替えを行おう。