介護職員や高齢農家の悩みは腰への負担だろう。
そうした悩みを解決してくれる商品が割安な値段で販売されるようだ。
腰の曲げ伸ばしも問題なし!?全身サポートしていくれるサポーター。
消防車両メーカー最大手のモリタホールディングス(HD)は腰部サポーター「rakunie(ラクニエ)」の販売を拡大するとしている。
価格は1個2万4840円(税込)で、介護職員らの利用に繋げるとしている。
ラクニエは腰への負担を軽減する全身サポーターで、腰の曲げ伸ばしの時と背中と太ももの筋肉の動きを伸縮するゴムの力で引っ張り上げてサポートする仕組みになっている。
消防隊員向けのために開発されたが、より需要の高いと思われる介護職員向けにターゲットを転換した。
少子高齢化によりデイサービスなど福祉施設に通う高齢者が増えていることや、介護の現場でベッドから車椅子へ高齢者を移乗させる際など腰への負担が多いことに着目したようだ。
今までは介護施設からの問い合わせがあった場合にラクニエを販売していたが、今後は高齢者用のおむつや肌着などを施設に販売する介護用卸との提携を拡大する。
サポーターは昨年12月にモデルを刷新し、利用者の声を生かした改良も行っている。
装着しながらの休憩やワンタッチで腰部のバックルを外して伸縮するゴムの力を解除できるようにするなど利便性も十分となっている。
着脱時間も約30秒となっており、従来の2分の1以下の時間で着脱できるようになっている。
農家えも積極的に販売を行う方針で、種苗を販売する卸売業者などと提携を広げるとしている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】<img