「くず餅」の老舗、船橋屋(東京・江東)は若年層を取り込むべく、くず餅プリンなどの和スイーツを取り揃えてた店舗化するなど30代以下の客層を取り込む狙いだ。
和スイーツで若者を取り込む「くず餅」カフェ。
2005年に東京・広尾に1号店を開店した。
和カフェ「船橋屋こよみ」を多店舗化するという。
「ルミネ新宿店」(東京・新宿)の食品売り場に開店するほか、千葉県内に3号店を開くとしている。
メニューの詳細は発表されていないが、オープン記念には店舗限定の商品の販売を検討しているという。
現在運営中の広尾店においては店内でくず餅の原料をプリンにしようした「くず餅プリン」(650円)や、くず餅の上に抹茶アイスを乗せた「抹茶クリームくず餅」(875円)などスイーツ全24品を提供している。
そのうち半分以上が「船橋屋」で扱わない独自商品で、20代~30代の女性をつかんでいるという。
船橋屋創業の地である東京・亀戸にある同社の1号店「船橋屋 亀戸天神前本店」を64年ぶりに改装する。
改装後は透明なガラス張りで店内を見えるようにし、初めて見せに訪れた人でも入りやすいような雰囲気作りをする。
また、同社は11年ごろからフェイスブックやツイッターといったSNS(交流サイト)を使いながら若者へのアプローチを行ってきた。
現在、若者の来店は増加傾向にあり、今後は立地にあわせた店作りの工夫を行い、若者への定着を目指す狙いだ。
【日経MJ」より一部抜粋。】
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