少子高齢化の加速が続いている日本において、文字通り、高齢者が増加が止まらない状況となっており、全国各地の介護福祉施設では高齢者があふれかえっているという状況になっている。
その一方、介護施設はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や有料老人ホームが増えてきている。
最近では仙台市内でその動きが活発になっているようだ。
高級ホテルのような老人ホームも!?仙台で拡大する老人ホーム。
仙台市内で大型の有料老人ホームの開業が相次いでいる。
松田病院(仙台市)系列の松田会(同)においては、来春にも泉区で200室超の高級老人ホームを開設するようだ。
また、不動産会社の久保田本店(同)は、有料老人ホーム事業に参入し、120室の施設を来夏に完成させるなど、異業種からの参入もあるようだ。
松田会は高級ホテルのような豪華設備!?
松田会においては、来春開設する老人ホームは「エバーグリーンシティ高森」としており、総事業費は60億円、費用に関しては入居時に払う一時金で800万~7730万円で、利用料金については月額12万8千円(税別)と富裕層向けの料金設定となっている。
もちろん、内容についてはその値段にふさわしいレベルのものとなっているようだ。
施設内にはレストランやカフェ、フィットネスクラブやシアタールームを設けており、高級ホテル並みの設備が取り揃えられているという。
また、系列である松田病院の診察も24時間受けられるとしており、既に50室以上が契約済みとなっているようだ。
仙台で集中する有料老人ホーム。
松田会以外にも有料老人ホームを開設しているようだ。
不動産会社の久保田本店は、有料老人ホーム事業に参入し、仙台市宮城野区のJR苦竹駅前に有料老人ホーム「ネクサスコート苦竹」を来夏に完成させるようだ。
また、介護大手のニチイ学館も有料老人ホーム「ニチイケアセンター仙台栄」を開設したそうだ。
今後も仙台でもこの勢いが増していくと見られている。
【「日本経済新聞」より一部抜粋。】