東急モールズデベロップメント(東京・渋谷)は、運営するファッションビル「109」のウェブサイトを刷新するとしている。
各テナントで多くの顧客を抱えている「カリスマ店員」の発信力を活用して実店舗はもちろん、コーディネートを紹介することで新着商品を訴求し、サイト情報を充実させることで実店舗とインターネット通販の両方で収益を上げていくとしている。
リピーターを増やして収益の安定化へ。カリスマ店員はネットでもファン獲得へ。
サイトのトップで旗艦店「SHIBUYA109」(東京・渋谷)において、有力ブランドの店員がモデルとなって、コーディネートの紹介を行う。
ツイッターなどの交流サイト(SNS)で多くのフォロワーを持っているカリスマ店員の発信力を上手く使って、リピーターを獲得する狙いだ。
新サイトではテナント情報も手厚くするという。
人気のコーディネートや売れ筋商品の画像を盛り込んで、新着商品の情報を打ち出す。
また、通販サイトからも購入しやすくするとしている。
スマートフォン(スマホ)向けサイトでも新着商品や売れ筋、セール情報ノバナーを上位表示することで、通販売上の向上も狙っている。
SHIBUYA109は1990年代から2000年代にかけてギャル系ファッションの発信地として10~20代の女性に支持されてきた。
今回、カリスマ店員の発信力を生かして、他のファッションビルとの差異化を打ち出す。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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