老人ホームは介護保険があると言えど、毎月の支払額が高くてなかなか通えない。特に有料老人ホームは入居したいが年金や子供からの仕送りだけでは難しいといった問題を抱えている家族も居るだろう。
そんなニーズをキャッチするのが、ワタミの介護が新たに展開する低価老人ホームかもしれない。
入所一時金0円!?新ブランドで売上回復を狙う。
ワタミは7月に埼玉県飯能市で低価格の有料老人ホームを開く。
入所一時金は0円となっており、月額使用料は同社の既存施設より5万~6万円程度割安となっている。
居酒屋以外の収益源として介護事業に参入することとなったワタミだが規模の拡大に伴って近隣に自社の老人ホームが集中するなどして入居率が低下し、売上高も伸び悩んでいた。
そんな中、今回の低価格の有料老人ホームの新ブランド「みずき」が展開されることとなった。
「みずき」がなぜコストを抑えれたのか。
なぜ有料老人ホームの低価格化を実現できたのだろうか。
これには様々な部分でコストを抑えることで実現に繋がっているようだ。
建設コストから削減を行い、カフェや理美容室など一部設備を省いており、その分の価格を割安にしたようだ。
今後は6月にも看護しが24時間体制で対応するナーシングホームで開業するなどは介護事業の多様化を進めるとしている。
新ブランド立ち上げで立地や需要に応じた展開ができるかが鍵となるだろう。