日本マクドナルドは、地域にあわせた店舗改装を行うとしている。
沖縄から順次着手する方針で、年内には高知県の店舗も改装が完了する予定とのことだ。
特定のエリアの店舗を改装することで、地域の顧客のブランドイメージを改善することが狙いで、キャンペーンと併用することで家族客らを呼び戻すとしている。
店舗と共にブランドイメージの改善を。マクドナルドの戦略。
7月20日の時点で、コザ十字路店(沖縄県沖縄市)の改装後、オープンし、県内の対象の店舗は全て改装が完了した。
沖縄県では全41店舗のうち半数程度が改装対象となっており、今回、台風や猛暑が多いことを踏まえて、室内型の子供向け遊具施設を積極導入したほか、ドライブスルーのニーズも高いことから、2レーンに拡大して地域のニーズを改装に反映させた。
年内には高知県(全11店)でも老朽店舗の改装が完了する予定で、地域の店舗を集中して改装することで、ブランドイメージの改善効果が大きく、増収が期待できるとしている。
改装と同時に地域限定のキャンペーンも展開するとしており、沖縄ではチーズバーガーとドリンクなどのセット商品(390円)を8月2日まで販売していた。
高知県でも改装後に、こうしたキャンペーンを行い、家族客を呼び戻すことを想定している。
一時は異物混入問題で顧客離れにより減収が続いていたが、今回の大規模な改装で起死回生となるだろうか。
地域ごとにアレンジされた店舗に期待がかかる。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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