ドラえもんやスターウォーズなど誰もが知っているアニメやSF作品、ゲームの世界観などを日本の航空会社が飛行機に特別塗装を施す動きが活発になっている。
大手だけのみならず、格安航空会社(LCC)や中堅の地方空港にまでもがその流れが及んでいるようだ。
特別塗装機がぞくぞく。燃油安で再び盛り上がりへ。
日本航空は「JALドラえもんJET」を就航した。
胴体に東京の町並みをあしらい、搭乗口には秘密道具のどこでもドアに見立てるという遊び心を取り入れている。
機内では特別仕仕様の紙コップで飲み物を提供するほか、オリジナルポストカードも配るとしている。
狙いは中国の旅行客増で、現地では映画が上映されるなど幅広い年齢層に浸透しているからだ。
ANAホールディングス(HD)はSF映画「スター・ウォーズ」の世界観をイメージした特別機を3月に1機追加する方針だ。
今回で第4弾となる特別機は、人型ロボット「C-3PO」の色や模様があしらわれている。
日本航空や豪カンタスグループが出資するLCCジェットスター・ジャパンも、人気ゲーム「アングリーバード」の特別機を就航4周年記念にすると共に、映画「アングリーバード」のプロモーションも担っている。
一時期、こうした特別塗装機が流行っていたが、燃油価格が上昇すると共に重量増となることから落ち着いていたが、足元の燃油安などにより再びブームが訪れているようだ。
子供たちをはじめ、あらゆる需要を取り込むことができるようになると見込まれている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】