日本においては当たり前のように行われている出前が中国で人気となっているようだ。
特に注目を集めているのは出前代行サイトで、様々なジャンルの飲食店を自宅やオフィスで届けてくれる利便性が会社員や学生を中心に好評のようだ。
出前が2.5兆円規模の市場へ。手軽さが人気に。
平日は疲れているので料理はしたくない。
そこで使われているのがスマートフォン(スマホ)アプリを活用して行う出前代行だ。
中には1日3食を出前を行うという人も居る。
専用アプリを開き、気になった飲食店を選択し、ネットで注文、支払いを済ませることで30分後にはオフィスに出前が届くようだ。
中国の調査会社によれば、出前サイトは14年ごろから急速に台頭し、15年には前年比45%増の1250億元となった。
利用者の拡大が続く最大の理由は利便性にあるようだ。
アプリに住所を登録しれいれば簡単に飲食店を選んで出前を頼めるだけでなく、ジャンルや注文数の多さ、評価の高さなどで店を探すことが可能となる。
飲食代や配送費の代わりに使えるクーポン券も毎月届くなどサービスも充実している。
ただ、中にはアプリに登録されている飲食店の写真と実際の店舗が大きく異なることがあるほか、食品衛生の観点からも食べに行ったことがある店やチェーン店以外は注文しないほうが良いのかもしれない。
営業許可をとっていない飲食店もアプリに登録しているということから、今後はさらなる対策を行うことで利用者が安心して使える環境を整えることが重要になると考えられる。
【「日経MJ」より一部抜粋。】