欧米フィアット・クライスラー・オートモービルの日本法人、FCAジャパン(東京・港)はイタリア車「アルファロメオ」のみを扱う正規販売店を設けて、2018年までに60店体制にするとしている。
ブランドイメージを打ち出した店舗を60店展開へ。
FCAジャパンはアルファロメオの正規販売店の店舗網を拡大する。
既存のディーラー以外に新規にディーラーを募って専売店を17年から展開していく。
専売店ではブランドの世界観にあわせた色や設計にこだわるとしており、外観はテーマカラーの赤と黒を配したアルミパネルや筆記体のブランドサインをロゴマークに取り入れる。
内装については照明や壁の色を工夫して高級感を打ち出した。
今までアルファロメオは「フィアット」ブランドと同一店舗で展開していたが、今後は専売店のみで取り扱うとしている。
7月から小型スポーツカー「アバルト」と併売をはじめるなど、販路の見直しを行っていた。
専売店においては17年後半に新型セダン「アルファロメオ ジュリア」を発売する。
ラインアップを強化して、販売台数を19年までに1万台までに増やす方針だ。
FCAジャパンはフィアットやクライスラーなど5つの自動車ブランドを扱っており、最近では四輪駆動車ブランド「ジープ」や多目的スポーツカー(SUV)の販売が好調に推移している。
今後、引き続き販売網の見直しを進めて、国内でのアルファロメオの認知度を高めている狙いだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】