肉料理チェーン店を運営するゴリップ(京都市)は2020年7月期まで牛カツ専門店「京都勝牛」を100店と現在の4倍に増やす計画だ。
立地などで店舗を3タイプに分けて、フランチャイズチェーン(FC)の加盟店の募集を本格的に開始し、これにより一気に店舗網を広げていく方針だ。
京都勝牛が訪日外国人客を人気に追い風へ。
京都勝牛は、現在、東京都内や京都、大阪、福岡など約30店展開しており、豚カツに変わる和食として提案を行っている。
大半の店舗は伝統的な和食店のような外観にして、店頭には牛肉の塊を展示するなど「京都発」のイメージを強調する。
立地に応じて提供するメニューを変えるとしており、観光客の多い立地では平均客単価を1400円、ビジネス街などでは1100円、地方・郊外などでは800円としていく。
出展拡大に向けてこのほどFC事業部を立ち上げたところ、全国から出展要請が相次いでいるという。
既存店の売上も好調で、例えば、訪日外国人が多く観光している京都駅前にある店舗では、平均月商が120万円と全体の70万円を7割上回っている。
ゴリップは豚バラ肉を焼いてレタスで包む韓国料理、サムギョプサル専門店「ベジテジや」、熟成肉のステーキ専門店「ゴッチーズ・ビーフ」などを全国で展開している。
今後はFC展開により牛カツ専門店「京都勝牛」を4年で100店舗まで拡大を加速させていくとしている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】