不動産中堅のふージャースコーポレーションがリゾートマンションを展開している。
このほど長野県軽井沢町で圧バイしたほか、北海道や沖縄県、静岡県などでも開発を進めていくとしている。
市場の低迷が課題となっていたが、1年間の一定期間を夫婦で暮らしたいというシニアのニーズが高まっており、富裕層のシニアをターゲットに市場を開発していく。
一定期間を夫婦で過ごすためにリゾートマンションへ。
軽井沢で発売したリゾートマンションは地上2階建てで総戸数は19戸。
渇区は5600~7400万円だという。今後、沖縄県などでは100戸以上の大型マンションの開発も検討しているようで、神奈川や京都なども対象地域としている。
リゾートマンション開発に本格的に踏み切った背景には、軽井沢で販売した1号店の売れ行きが好調だったという背景がある。
60代の都内在住者が1年間のうち、一定期間を同マンションで暮らしたいというニーズが増えているようで、そうした人々の需要を取り込む考えだ。
同物件は都心からのアクセスも良く、軽井沢銀座商店街が徒歩圏内にあるという立地の良さだ。
最近のリゾートマンションにおいては、バブル期のように調度品や華美な装飾を設けることが多かったが、今の消費者は機能面の充実を望んでいるため、居心地の良さをアピールしていくとしている。
バブル崩壊後は2000年代まで年間の販売戸数が2千戸にも満たない時期が続いていたが、ここにきてシニアの需要が高まりだしたようだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】