毎朝、まずはコーヒーを飲むという人は多いのではないだろうか。
ほろ苦い味と鼻から抜ける香りは朝にぴったりな飲み物と言えるだろう。
伊藤園の「タリーズコーヒー」ブランドのコーヒー飲料が今人気となっている。
タリーズコーヒー バリスタズブラックで一息!?
タリーズコーヒーブランドのコーヒー飲料が好調のようだ。
2015年は1200万ケースを販売しており、日経PROのコンビニエンスストアのデータによると、主力の「タリーズコーヒー バリスタズブラック」は千人当たり販売金額1021円と缶コーヒーで1位となっていた。
伊藤園といえばお茶製品のイメージが強いがコーヒー事業強化のためにタリーズを2006年に買収した。
その後、「タリーズ コーヒー」を冠したチルドのコーヒー飲料を販売しており、09年には缶コーヒーも発売している。
缶コーヒーは飲みきりサイズが基本で、大容量にしても売れないといった声が多かったが、午前の仕事が終わってから一服するための商品といった位置づけを狙って大容量のタリーズコーヒー バリスタズブラックを投入した。
日経CVSデータによれば、立地別ではブラック缶コーヒー(商品名にブラックと入っている缶コーヒー)のオフィス街での購入は36.9%となっているが、タリーズコーヒー バリスタズブラックにおいては39.2%となっており、ビジネスパーソンから支持を得ているようだ。
朝のコンビニで缶コーヒーを買いたいがあれこれ迷う暇がないといったときに、午前の仕事を終えて一服する際にカフェでの憩いの一時をイメージしてもらいやすくした商品となっている。
今後もビジネスパーソンからの支持は伸びそうだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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