医療事務受託や介護事業を手がけているソラストは訪問介護事業にタブレット(多機能形態端末)を導入した新サービスを実施する。
職員1000人にタブレット配布!!負担軽減で人手不足に対処。
介護の業界では特に人手不足が深刻な状況が続いている。
そこでソラストは、みずほ情報総研(東京・千代田)と共同開発した訪問介護支援システムをタブレットに搭載するとしている。
介護サービスを提供する際には、その都度記録する必要があったが、従来は手書きで行っていたため介護職員の負担が大きかった。
新サービスではタブレットでサービスを記録できるほか、職員のシフト管理や請求に用いる書類作成の電子化も実現した。
これにより、事務作業にかかる時間を、1人あたり月10時間ほど削減することができたようだ。
そして何より、タブレット上でサービス利用者に関する情報を見られる時間と場所を制限できるといった、高い情報管理機能だ。
タブレットは便利なツールだが、情報漏えいのリスクがつきまとう。
今回、職員に配布したタブレットは、例えば利用者の自宅から半径10メートル以上離れるとロックがかかる設定ができるようにした。
仮にタブレットが盗難にあったとしても、サービス利用者の情報が盗まれるリスクが大きく減ることになる。
今回のタブレット導入により、記録ミスや情報流出のリスクが減るだけでなく、事務作業の負担が減るため、職員はより多くサービスを提供できるようになるとして売上増加に繋がることが期待されている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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