フランスの化粧品メーカーが30年越しの巻き返しを図っている。
仏化粧品メーカーのピエールファーブルが日本で働く女性をターゲットに売り込みをかけているようだ。
化粧品を日本向けに特化!!自然派市場で売り込み開始!!
フランスでは温泉水を使った基礎化粧品「アベンヌ」で知られる同社の日本における知名度はまだまだ高くない。
そこで、日本向けに特化した基礎化粧品のドラッグストアでの売り込みを強化して巻き返しを図るとしている。
競合が激しい「自然派」市場で存在感が出せるかどうかがポイントとなってくると見られている。
同社の日本法人、ピエールファーブルジャポン(PFJ、東京・港)が売り出した「ミルキージェル」(税別3500円前後)は予想外の売れ行きを見せており、計画を大きく上回る販売結果となった。
ミルキージェルは日本向けに開発された商品で、感想が一気になくなったなど消費者からの反応も良いようだ。
肌が潤いつつもべた付かない点が支持されており、低刺激で自然派という特徴も好感を持たれる理由となっているようだ。
今回、日本でも情報サイトなどで高い評価を得ており、アベンヌの接点のない女性が新規購入をしていたそうだ。
リピート率も約2割と同種の商品と比べても高い。
低刺激の自然派化粧品の競合が激しい中、植物由来の洗浄成分であることをアピールするなどで働く女性の心理に訴える商品を販売しているといえる。
この機を生かして、知名度をどこまで上げられるかがカギとなってきそうだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】