敬老の日やクリスマスといったイベント時に、専用の介護食を提供するのは、マルハニチロ参加で冷凍食品を手がけるヤヨイサンフーズ(東京・港)だ。
全国の病院や介護施設にメニューを載せた小冊子を配り、季節やイベントに合わせた料理を考案し、提供する。
自社冷凍食品の使い方提案!!
ヤヨイサンフーズは介護食「ソフリ」シリーズを展開しており、冷凍タイプで自然解凍もできる野菜やデザートのほか、蒸して調理する魚や肉のムースなどをそろえる。
敬老の日やクリスマスなどでそれぞれ6メニューを提案し、カロリーやたんぱく質、食塩相当量などの情報も記すとしている。
たとえば、9月の敬老の日には「敬老御膳」と題した和食メニューを提案する。
ソフリシリーズのやわらか鶏肉ムースややわらかほうれん草などを使ったけんちん汁、鯖ムースをメーンにしたさばのゆず味噌煮などを提供し、クリスマス向けにはレストランのフルコースをイメージした洋食を提案している。
牛肉ムースなどと市販のビーフシチュールウを組み合わせたビーフシチュー仕立て、デザートとしてバナナムースを使った苺とバナナのチョコレートパフェを用意する。
介護が必要な高齢者は噛む力が低下し、食が細くなりやすい。
そこで、やわらかくして食べやすくしたほか、見た目的にも楽しめるようにした。
ヤヨイサンフーズは2004年から介護食品を手がけており、自社サイトで08年から在宅介護向けの介護食の販売も行っている。
今後、ソフリシリーズに注力し、16年度の介護食品の売上を伸ばしていく計画だ。
【「日系MJ」より一部抜粋。】
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