被害が懸念される外来生物。

外来生物による被害

人の活動の結果として、他の地域から持ち込まれたものを外来生物といいます。今回紹介する種はすべて、環境省・農林水産省の「愛知目標達成のための侵略的外来種リスト作成会議」において、制御・根絶の優先度の高い種として掲載が検討されているものです。

 

セアカゴケグモ

オーストラリア原産で、丸くつやつやした真っ黒い体に、赤い縦条が腹部背面に入る。

1995年に発見されて以来、西日本を中心に分布を広げている。

温かい場所の物陰や、プランターの下、荷物の背後などに巣を作っており、室内に持ち込まれる危険性もあります。

有毒性が高く、噛まれると痛み、腫れを生じ、重症例では進行性の筋肉麻痺を生じることがあります。

 

アライグマ

北アメリカ原産で、70年代の人気アニメの「あらいぐまのラスカル」などで人気となり、ペットとして飼育する人が増えました。しかし、アライグマは気性が荒く、飼い切れずに遺棄されたものも多く、また天敵もおらず日本の気候にも馴染んだことから定着し、分布を広げていった。

現在ではほぼ日本全国に分布を拡大している。2011年には全道で1億円を超える農業被害額を出しています。

 

クリハラリス(タイワンリス)

もともと東南アジアを中心に分布しており、日本に定着したのはその台湾産亜種で、一般にタイワンリスと呼ばれています。本州から九州まで幅広く確認されていますが、特に神奈川を中心とする神奈川県東部で多数生息しています。

営巣のために家屋被害、電線などをかじる被害も生じています。

 

オオクチバス

北アメリカ原産の淡水魚で、「ブラックバス」の通称で知られています。

趣味の釣り対象としてゲリラ放流が繰り返され、現在においては日本のほぼ全域に生息しています。

これにより在来の魚類の生存を圧迫し、貴重な固有種が確認できなくなった湖や川もあります。

 

オオキンケイギク

北アメリカ原産で、もともと観賞用や緑化用に移入されたものだが、現在は沖縄を含む日本全国に分布しています。

生命力旺盛で、景観を一変させるほどの勢いで広がり、在来の植物を圧迫している。

 

 


関連記事

海苔大手が需要喚起を煽る新商品導入へ!!

海苔大手メーカーが秋の新商品で巻き返しを図るとしている。 特に家庭向け海苔が需要不振が続いているほか、主要原産地の有明海では不作が続いていることから価格が高騰している。 メーカーは栄養面や機能面をアピールし売りこむ。 & […]

詳細を見る

楽しく撮って楽しく応募! 写真の公募色々!

写真撮影はプロアマ問わず多くの人が挑戦し、試行錯誤しながら楽しんでいる行動の一つです。 撮影者のワクワクした気持ちが伝わるような、そんな写真を募集する公募を集めてみました。 愛顔(えがお)あふれる感動の写真 募集期間:~ […]

詳細を見る

女性管理職の割合目標達成に程遠い。政府目標まで4年、達成なるか!?

電話対応をしている女性

女性の社会進出が促進され、浸透しつつあるが、女性の管理職は広がっていない。 帝国データバンクが中小企業も含めた全国1万社あまりに調査したところ、管理職に占める女性比率は6.6%と前年より上昇しているものの、0.2ポイント […]

詳細を見る