天皇陛下や首相の外国訪問などに利用する次期政府専用機の外装デザインが公表された。
現行機とカラーは同じで、力強さを見せるデザインに。
4月28日、政府が公表した次期政府専用機外装デザインでは、日章旗をモチーフとされており、白を基調とした機体の側面には赤いラインが流れるように曲線を描いている。
現行機においては直線になっているが、次期政府専用機では力強さと躍動感を表現したものとなっている。
今回のデザインは、整備業務を受託したANAホールディングスが複数案を提示し、安部晋三首相らの意向を踏まえて決定された。
2019年から運行を開始することとなっている。
機体は、米ボーイング社の「777-300ER」型機に決定している。
現行機と同じカラーになった理由は?
現行機も赤色のラインが入っているデザインとなっているが、今回も同様のデザインになった理由はなんなのだろうか。
実は、訪問先の外国政府や国民に日本の政府専用機だとひと目で識別してもらうのがいいといったところにあるため、現行機と同じカラーを採用することとなったそうだ。
現行機は1993年から運用されており、新たな機体、新たなデザインとなることで外交の際にシンプルながらインパクトを与えれるようになることが期待されます。
【「日本経済新聞」より一部抜粋。】