学童保育の利用者増が止まらない!?

学童保育の利用者増が止まらない!?

学童保育とは、小学生を放課後に校内施設で預かるというものだが、その利用が増え続けており、施設も整備が追いつかない状態が続いているそうだ。

 

学童保育増加の背景に「子ども・子育て支援新制度」も。

共働きやひとり親家庭の小学生を放課後に校内施設で預かる「学童保育」の全国の利用児童数が今年の5月の時点で100万人を超えており、過去最多を更新していたことが、全国学童保育連絡協議会の調べでわかった。前年比8万3894人の大幅増加となっており、これには共働き世帯の増加のほかに、「子ども・子育て支援新制度」が始まったことで法改正があり、対象児童が小学6年生までに拡大されたことも大きく影響している。

 

施設から待機児童で溢れかえっている!?

学童保育の利用者が急増する一方で、申し込んでも学童保育の待機児童の待機児童も増えている。施設数については前年より3445箇所増の2万5541箇所となっているが、利用者増加に施設の整備が追いついていないといった現状となっている。

さらに、同協議会においては、保護者らが民間施設に申し込んで断られた場合、自治体が待機児童として把握していないことがあると考えられており、潜在的には40万人以上の待機児童が居るとみている。

小学校数に対する学童保育施設数を表す「設置率」を都道府県別で見てみると、最も高いのは福岡県の167.7%で、最も低いのは高知県の63%となった。

今後も学童保育の利用者の増加が考えられると共に、待機児童が増え続けると思われる。

早急な対処が必要だろう。

 

【「日本経済新聞」より一部抜粋。】


関連記事

雲・霧・もや……その種類と定義を知ろう!

空気中に細かな水粒が浮かぶことで視界を塞ぐ「霧」。 京都府亀岡市(亀岡盆地)や宮城県仙台市(仙台平野)は日本における霧の街として知られています。また北海道釧路市は年間100日を越えて霧が発生する霧の名スポットです。 そも […]

詳細を見る

中古マンションをシニア向けに衣替え。

マンション

v   くつろげる内装を間取りに。シニア向けのマンションへ。 田園都市線の沿線では高度経済成長期に相次いで建てられた戸建て住宅が広がり、子供が独立した夫婦が多く住んでいるとされており、2人暮らしには間取りが広く […]

詳細を見る

給与明細の読み方を知ってる!?知ってて役立つ正しい読み方とは。

社会人であれば毎月もらうであろう給与明細は、給与とともに内訳が記載されているかと思う。 しかし、給与明細の読み方についてしっかりと知っている社会人は多くないようで、大抵の人はぼんやり給与明細の残業代と銀行振込額を確認する […]

詳細を見る