運送業界ではトラックのドライバー不足が深刻な問題となっている。
そうした中、女性ドライバーを積極採用しようという動きが活発になっており、採用のために様々な策を凝らしているようだ。
女性貨物運転手を増やせ!!女性に働きやすい職場作りで対応!!
貨物運送業のリーディングサポート(茨城県つくば市)は女性ドライバーの積極採用に乗り出すとしている。
運送業界は全体的に見てもドライバーのなりて不足が深刻になっており、女性のドライバーを積極採用することに踏み出したようだ。
今まで「トラック運転手」=「男の仕事」といったイメージが強かったが、それらを払拭して2年内にドライバーの2割を女性にする考えとのことだ。
リーディングサポートは大手運送業で就業経験のある高埜広司社長が2003年に創業した。その後、数年で保有トラック数は35台となったが、ドライバーの高齢化や少子高齢化などによる新規採用がなかなか思うようにいかなかったことで、現在では25台で運用しているという。
30人のトラック運転手のうち、女性は昨年に9月に採用した1人のみとなっている。
そこで女性が活躍できる職場作りをすべく、単身女性向けの引越しサービスの取り扱いを開始した。
家財の運搬などは女性1人、男性2人で対応するが、整理収納などの引越しのアドバイスや見積もりなどは女性従業員が訪問し対応する。
また、昨年9月には大型トラックの免許取得に必要な費用を全額同社が負担する制度も導入しているほか、休憩室には女性専用スペースを設けるとしている。
さらに求人については、女性専用の求人サイト「トラガールナビ」で募集にも力を入れている。
今後、運送業に限らず女性が活躍する場になることが予想され、こうした女性の働きやすい職場環境つくりが重要になってきそうだ。
【「日系MJ」より一部抜粋。】