ミスタードーナツやヤンマー、カップラーメンの日清など、日本には世界的にも有名な企業が数多くある。
そうした企業の中には自社の歴史や商品を紹介している企業博物館を持っている企業があるというのを知っているだろうか。
手作りドーナツにショベルカーの乗車体験!?企業博物館に迫る。
企業が自社の歴史や商品を紹介する施設があちこちで登場しており話題となっている。
それらは「企業博物館」と呼ばれており、会社の宣伝にも一役買っているそうだ。
実際に商品を作ったり、製品を動かしたりと体験型の施設も増えており、楽しみながら学べる場となっている。
ダスキンミュージアム(大阪府吹田市)では、1階がミスドミュージアム、2階がおそうじ館となっている。
1階にある「ミスドキッチン」では、実際に自分でドーナツを手作りができるとして人気となっている。
参加者は生地を伸ばして、ドーナツの形に抜いた後、スタッフが揚げ、できたてを食べられるようになっている。
清掃用具のレンタル・販売事業や、ドーナツ店を運営するダスキンが10月に創業地で開いたものだ。
創業100周年を記念し、ヤンマーも2013年に創業者の故・山岡孫吉氏が生まれた滋賀県長浜市に博物館をつくった。
ショベルカーの運転や、プレジャーボートの模擬運転ができるようになっており、近くでは田植えや稲刈り、芋掘りも体験できるようになっており、家族連れに特に人気となっているようだ。
大阪府池田市においては「インスタントラーメン発明記念館」が有名だ。
日清食品創業者の故・安藤百福氏が池田市で即席ラーメンを開発したことからちなんでおり、チキンラーメンの自作コーナーは人気となっている。
2004年には規模を2倍にしており、スープや具材を選んでカップ麺を作るコーナーもある。
広島市には「WoodEggお好み焼き館」があり、お好み焼きの情報発信拠点として開かれており、調理教室は修学旅行生や外国人観光客にも喜ばれている。
週末には家族でこうした企業博物館へ行ってみるのも面白いかもしれない。
【「朝日新聞」より一部抜粋。】