吉野家ホールディングス傘下でうどん店を展開しているはなまるは、前期よりショッピングセンター(SC)内のフードコート出店を強化しており、約40点をSC内に出店することを決めている。
中四国・九州を強化し収益源を強化!!
讃岐うどん店「はなまるうどん」は2月期から大量出店が続くとしている。前期は44店を出店しており、当初は手薄な関西や中京の都心部に出店する予定だったが、首都圏よりも人口が少ないものの競合他社が多く、採算の面で課題があったため、北海道などの地方の商業施設のフードコート内を強化した。
今期は店舗網が手薄な中四国や九州のSC内に出店を強化し、イオンなど大手に加えて、各地で高い集客力を持つ地方スーパーが開発する商業施設にも積極的に出店していくとしている。
最近は施設の改装などで出店の引き合いが多く、SC内に出店を強化したい同社にとっては追い風となる状況だ。
SC内であれば一定の客数が見込めることから安定した採算の確保がしやすいといったメリットがある。
しかし、競合他社に関してもSC内への出店を強化しているようで、フレッシュネス(東京・中央)も出店を強化している。
モスフードサービスはパスタ専門店「ミアクッチーナ」を開発し店舗網をじわじわ拡大している。
ただし、SC内の店舗の入れ替わりは激しく、短期間で利益を生み出す必要があり、そうした仕組みづくりがSC内出店へのカギとなってきそうだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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