「長崎ちゃんぽん」などで有名なリンガーハットが、ちゃんぽんを7%値上げするとしている。
人件費の上昇や原材料費の高騰などが値上げの主な理由のようだ。
人件費や材料費を吸収しつつ、客離れを抑えられるか!?
「長崎ちゃんぽん」が、国産きくらげ追加のため、583円から626円に値上げされる。
また、国産きくらげをふんだんに使った「きくらげたっぷり塩ちゃんぽん」(745円)も発売して、食材のこだわりをアピールするとしている。
チャーハンやギョーザなど、きくらげを使っていない商品に関しても値上げをする方針で、商品の値上げによって人件費や材料費を吸収したい考えだ。
同社は今まで、食材の見直しと値上げを繰り返してきた。
今回、東日本の312店において国産きくらげを使用する。
国産きくらげは中国産きくらげと比べて、価格は10倍以上となっているようだ。
同社のこれまでの業績は値上げを繰り返してきたが好調で、16年2月期の売上は前期比7.8%増の441億円で、営業利益は26.4%増の28億円と共に過去最高を記録していた。
ただ、材料費の国産化や新商品の投入で値上げに見合う付加価値を提供し、消費者の指示を得てきた形で、ただ経済先行き不透明感と消費者の節約志向が高まっている中、投げが客離れに繋がるといった懸念もある。
従来のように好調な業績を維持できるかどうか注目していきたいところだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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