正社員や派遣社員、アルバイトやパートなど雇用形態から、シフト制や給与、人間関係など仕事や環境、働き方という部分は様々だ。
リクルートワークス研究所(東京・千代田)は、約5万人を調査し、「働き方」指数を表す「ワークスインデックス」を開発した。
その結果について探った。
個人が生き生きと働き続けることができる状況とは!?
ワークインデックスは個人が生き生きと働き続けることができる状態を理想とし、雇用の安定など5項目を100点満点で評価した。
その5項目と2015年の結果は以下のようになっている。
ワークライフバランス(継続性) | 63.0 |
ディーセントワーク(人間関係などの健全性) | 58.5 |
就業の安定 | 58.2 |
生計の自立(経済性) | 51.6 |
学習・訓練(発展性) | 30.6 |
表からわかるように、ワークライフバランス、ディーセントワーク、就業の安定は高かったものの、それ以外が低い結果となった。
「学習・訓練」においては前年と同じレベルで新しい知識・技術を得るような成長機会がないと答えた人が39.1%にのぼっていた。
収入面では自分や配偶者の収入で生計をまかなえている割合が73.8%で、親や子供からの支援や公的援助を受けている人が8.6%だった。
世帯数に関係なく、所得が300万円を超えると生計を立てやすいが、200万円台以下になると何らかの援助が必要になるとしている。
調査結果は研究所のホームページで公開されており、年内を目処に研究者向けにデータ公開を行う予定のようだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
【関連リンク】
・リクルートワークス研究所 | Works Institute
・リクルートホールディングス – Recruit Holdings