日本マクドナルドの新メニューはなぜ消えた!?

ハンバーガーを食べる男性

日本マクドナルドは平日昼限定の低価格セットメニュー「バリューランチ」を圧倍するとしている。

今までとは違い、ハンバーガー類とドリンク類だけの「コンビ」を新たに400円で販売するとしている。

 

単価より客数。低価格メニュー投入。

外食各社が相次いで低価格メニューを投入している。
2月 すかいらーくが「ガスト」で税抜き500~600円前後のランチメニューを提案。
3月 リンガーハットが主力商品より100円ほど安い540円の新商品を発売。
4月 吉野家が牛丼よりも50円安い豚丼を発売。
5月 バーガーキング・ジャパンが490円のセットメニューを発売。
8月 バーガーキング・ジャパンが月替わりで一部ハンバーガーを単品350円に値下げするサービスを開始。

マクドナルドは「バリューランチ」以外にダブルチーズバーガー、てりやきマックバーガー、フィレオフィッシュの3種類についてはサイドメニューもついた通常のセットメニューを平日昼に70円値下げをして550円で販売するとしている。

低価格商品を投入する原資は一部商品を同時に改定することで生み出す。

もう1つのプランは通常のセットに100円追加すればサイドメニューが2品になるというもので、東京・千代田のある実験店では「Sサイズポテトとサラダ」「Sサイズポテトとナゲット」といった組み合わせに変更できるようになっていた。

現在、昨年12月以降から既存店の増収が続いており、「グランドビッグマック」といった高単価な期間限定商品が好調となっている。

マクドナルドが実験を進めていた同時期、競合他社は低価格メニューを拡充させていた。

吉野家は牛丼よりも安い豚丼を投入し、バーガーキングも一部ハンバーガの単品価格を引き下げるサービスを開始するなど低価格路線が進んでいる。

マクドナルドも、高単価が期間限定商品で客単価を引き上げていたが、この流れが続くとは限らないことから、伸びが鈍い客数を増やすために低価格路線に変更したようだ。

 

【「日経MJ」より一部抜粋。】

【関連リンク】

日本マクドナルド


関連記事

高齢者向けサービスや介護ロボの研究進む。

空と音符

シニアビジネスが加速している。 カラオケ大手の第一興商はシニア市場向けのカラオケ機器の新機種を発売するほか、北九州市では介護ロボットの実用化に向けたロボット技術の検証が行われている。   より過ごしやすく、より […]

詳細を見る

子供に体験イベントも!!夏休みは百貨店で職業体験!!

小売各社が夏休みに向けて、子供の体験型イベントを強化している。 玉川高島屋S・C(東京・世田谷)では職業体験プログラムを開催し、体験ツアーやゴルフレッスンを企画する百貨店などもあり、新たな消費を誘う狙いがあるようだ。 イ […]

詳細を見る

伊藤忠食品、商品取り扱い数を1万1500品へ。

スーパーマーケット

商品卸大手の伊藤忠食品は2016年度中に地方の中小メーカーが開発・製造した商品の取り扱い数を、15年度比1.4倍の1万1500品に増やすとしている。 ブランド力には乏しいが、素材や製法にこだわった商品を掘り起こして、ほか […]

詳細を見る