九州地方を中心に医療施設の展開をしている、一般社団法人 巨樹の会(佐賀県武雄市)は、今年4月1日に原宿駅近くのキリン本社ビル跡地において日本最大級のリハビリテーション病院を開業した。
都心で急増している高齢者を取り込む!?
世界的に進む少子高齢化社会において、日本においては特に進行している。東京においても高齢者の割合が急増しているため、都心に住んでいる高齢者の利便性向上につなげるためにも東京の原宿駅前に、リハビリテーション病院の「原宿リハビリテーション病院」を開業した。駅からは徒歩8分圏内にあり、アクセスがしやすくなっている。脳卒中や骨折などで体に麻痺が残る可能性のある患者が寝たきりにならないように、日常生活で必要な動作を練習し、社会復帰を促すといった流れとなっている。
回復率に自信アリ!
原宿リハビリテーション病院では、回復率に自信があるようで、次のような基準を掲げている。
・回復期リハビリを要する方が対象となる。
・1日に最大3時間のリハビリが受けられる。
・退院時の自宅復帰率は70%以上。
在宅復帰と寝たきり防止のために、医師、看護士、ケアワーカーなどの専門家集団が共同でリハビリテーションプログラムを作成するチーム医療の体制を整えているので、これだけのことがいえるのだろう。
最新の介護用ロボットも完備で、治療の負担も軽減!
なんと、最新の介護用の装着型ロボット「HAL(ハル)」を導入しており、治療の負担を軽減する仕組みも設けられている。これにより、介護をする側もいつもより大きな力を出すことができたり、脳、神経系の運動学習を促すことができるようになります。このリハビリ病院ができたことにより、少しでも多くの高齢者が社会復帰ができるようになることが望まれる。
【「日経MJ」、「一般社団法人 巨樹の会 原宿リハビリテーション病院公式サイト」より一部抜粋】