兵庫県猪名川町は、産業拠点地区と位置づける大規模な町有地に物流施設開発大手のプロロジス(東京・千代田)が大規模な物流施設になり、大量の雇用創出と大幅な税収増に繋がる見通しとなっているようだ。
新たに物流拠点施設誕生で約1500人の雇用創出で経済活性化!!
2016年度末の新名神高速道路開通をにらみ、土地の無償譲渡や開発途中の固定資産税の免除といった優遇措置を設けることで事業提案を募集しており、それに好立地の物流施設用地を探すプロロジス側の意向と合致するかたちとなった。
施設整備が完了するのは25年度の予定で、それまでには
16年度中に開発の手続きを完了させ、17年度から造成工事を開始することを想定している。
施設は複数の企業が利用する「マルチテナント型」と、特定の企業専用に開発する「ビルド・トゥー・スーツ型」となっている。
商品の加工をするほか、発送までを担う物流施設となる見込みとなっている。
もし5棟全ての供用が始まった場合、建屋の固定資産税は2億円に達する見込みで、土地の固定資産税や法人税などの税収が見込めるとしている。
雇用者数についても約1500人を想定しており、このうち町内雇用は500~600人としている。
兵庫の猪名川に新たな物流拠点が誕生することで、雇用創出から税収など大きく経済の活性化に影響を及ぼすと考えられており、期待が高まっている。
【「日本経済新聞」より一部抜粋。】