「オレオレ詐欺」を筆頭とする特殊詐欺が増えている現代において、被害者が残念なことになかなか減らず、未だに詐欺の被害にあってしまう人が居る。
警察側も詐欺被害に対する注意を呼びかけるなど対応はしているものの、効果がいまいち現れていないというのも現状だ。
そこで、長野県警に至っては、特殊詐欺を防ぐ商品を東京都内の雑貨卸売商社と共同で開発をした。
「詐欺バスター」で詐欺師をやっつけろ!!ボタン一つで楽々操作!!
特殊詐欺を防ぐ商品として「詐欺バスター」を長野県警が雑貨卸売業者と共同で開発した。
電話口に機器を当ててボタンを押すことで音声を相手に聞かせる仕組みとなっている。
詐欺の電話にどのように対応していいかわからないといった高齢者の声を受けて、長野中央署と地元防犯協会が企画しており、音声は12種類あり、「一度家族に相談してからかけなおします」「合言葉を言ってください」など、ボタンを押すことで署員らが考案した音が流れるようになっている。
1個1069円で、来年1月15日からインターネットや小売店での販売を予定しており、長野県警は「家族や友人にプレゼントして、詐欺防止に役立てて欲しい」としている。
新たな詐欺対策グッズとして世に出されることになったが、今後、この商品がどのような効果を発揮するのかが注目される。
しかし、根本的な特殊詐欺には繋がらないため、あくまで被害者が少しでも減ることに繋がると願いたいところだ。
【「日本経済新聞」より一部抜粋。】