お昼を居酒屋で楽しむといったシニアや親子連れ、修学旅行生が増えているという。
しっかり食べたい、夜出かけるのは難しい、訪日外国人が増えて団体で食事ができないといったケースが増えているため、お昼にも空いている居酒屋の宴会席を利用するといった新たな需要を獲得しているようだ。
シニアや家族連れと居酒屋の需要と供給のマッチング!!
居酒屋といえば夕方から開店し、夜遅く、もしくは朝方まで営業を行っているといったイメージが強いだろう。
そうした中、シニアや修学旅行生らが昼間に居酒屋を使うといったケースが増えてきているそうだ。
店側にとっても減った夜の宴会需要を補う大事なお客様とあって、飲み放題を無料にするなど新サービスも用意して迎えている。
大人数でも受け入れてくれる昼間の居酒屋は重宝されている!?
祝日の昼間、東京都渋谷区の居酒屋「北の味紀行と地酒 北海道 恵比寿ガーデンプレイス店」で声が響いていた。
学生時代のサークル仲間が集まって宴会を行っているようだ。
子ども達も大人と交じってジュースを飲んでいる姿が見られた。夜の宴会に子連れで来てもらうのは難しいといった理由や、この人数を受け入れてくれるところは少なく、団体の場合に重宝されているという。
また、北海道各店では午前11時から午後5時まで「昼宴」メニューを用意しており、2時間1200円で飲み放題としている。
チムニーの居酒屋「花の舞」(東京・墨田)には日本相撲協会監修の土俵があり、ここでは訪日外国人と並ぶ団体客である修学旅行客がよく利用をしているようだ。
今まで使っていたホテルでの昼食が、訪日客の増加で確保が難しくなっており、こうした予約が入ることが増えているようだ。
これらのように居酒屋各社では様々な昼向けのサービスを展開し、新たな需要を確保しようとしている。
【「日本経済新聞」より一部抜粋。】