紳士服チェーン最大手の青山商事が新たに女性客を取り込むために新しい役職を導入し、女性を登用するほか、女性向けの商品開発や接客を充実させるとしている。
紳士服の青山がレディース向け商品を強化!!レディースマネージャーによる新たな展開へ。
紳士服の青山は、その名の通り、男性向けスーツやジャケットなどを中心に販売を行っていたが、最近はクールビズの浸透により男性用スーツの市場縮小が続いている。
そこで社会進出が進む女性に焦点をあてることで新たな商機を見出そうと動き出した。
レディースマネージャーによる会議内容は…。
4月下旬に大阪の大型店に勤めている「レディースマネージャー」の初会議が開催された。
テーブルについた15人全員が女性で、そのうち6人はレディースマネージャーといった役職がついている。
販売実績や社内資格を得た精鋭ばかりで、まるで井戸端会議のように社外秘の資料を見ながら顧客の声やニーズを話し、幹部に要望を伝えていた。
上司に直接言いにくいような要望もどんどん飛び出しており、「レースつきのかわいいカットソーをもっと増やしてほしい」「現場の意見をより反映しやすい仕組みをつくってほしい」など様々な声が聞かれた。
販売フロアでの新商品の見せ方を学ぶ研修も用意されており、今後も月1回程度開催するとしている。
2月下旬には女性向け専門店「ホワイト・ザ・スーツカンパニー」を出店。
東京・新宿の1号店はスタッフ約20人が全員女性で、開店5ヶ月で計画の5割を上回る売上となっているようだ。
新たなニーズを汲み取り変革を促すレディースマネージャーのアイデアには期待が高まる。
【「日経MJ」より一部抜粋。】