少子高齢化が進んでいる中、需要が高まっているのはデイサービスだけではない。
サービス付き高齢者住宅の需要が高まっており、いかにサービスの質を充実させて顧客を取り込むかとうところで競争が起きている。
そうした中、積水ハウスと訪問介護のやさしい手が連携して新たに開業するそうだ。
介護度が上がっても安心して住める。
積水ハウスと訪問介護のやさしい手(東京・目黒)がサービス付き高齢者住宅(サ高住)事業で連携すると発表した。
今月にも第1弾の物件を千葉市にオープンする。
また、秋には千葉市と埼玉県に2物件を展開する予定で、猛スピードで施設を展開する予定だ。
物件の開発については積水ハウスが担い、介護サービスや安否確認についてはやさしい手が担うという。
事業は積水ハウスの子会社の積和グランドマスト(東京・渋谷)を通じて共同で進める。
第1弾物件の「グランドマストやさしえ都賀」は61戸の2階建てで、ワンルーム主体のサ高住となっている。
約37平米の1LDKを6戸そろえている。
ワンルームの場合だと、賃料に加え、生活支援サービスや食事の提供もついて月額約14万円となっている。
夫婦で過ごす人だけでなく、一人暮らしをしている高齢者におすすめだろう。
さらに施設には訪問介護ステーションも併設しており、やさしい手が介護が必要な入居者のケアプランを作成するほか、24時間対応の訪問介護サービスを提供するという。
このため、介護度が重度化しても対応できる体制を整え、顧客獲得を狙う。
今後も同社のサ高住は拡大していきそうだ。
【「日経MJ」より一部抜粋。】