求人にいざ応募して面接となった際に、どうしても緊張してしまうことだろう。
特に新卒採用となれば初めての就職活動で慣れない面接を受けるため緊張するだろう。
そうした中でも面接を受ける側としては、本当に良い会社なのかという点を見極める必要があるほか、会社側としては本当に良い人材なのかどうかを見極める必要がある。
それぞれマッチングを間違いないものにするためにも、上手な質問の仕方をする面接官が居るようだ。
緊張を解きほぐす面接官と企業の選び方とは?
面接は応募者と面接官の初対面の場であり、どうしても職を求めている立場としては応募者は緊張してしまうだろう。
そうした中でも面接官の中には応募者の実力を引き出すテクニックをもった人が居るようだ。
その応募者の実力を引き出す方法について聞いてみたところ次のようなことがポイントになることがわかった。
挨拶の声は大きく、そして質問を付け加える。
部屋に入る際は大きな声で挨拶をし、ポジティブな印象を与えるようにしているそうだ。
また、「今日は寒いですね。わざわざお越しいただいてありがとうございます。エレベーターは混んでいませんでしたか?」「オフィスまで迷いませんでしたか?」など、必ず質問を混ぜるようにして相手が会話に乗ってくるようにしているようだ。
本題に入る前に雑談で場を和ませる。
面接に入る前に必ず雑談をしているそうだ。
他愛もない内容だが、会社の近くのおしいいラーメン屋さんの話、最近の若者の間での流行りなどの雑談を行い、あくまで自然な流れで「そろそろ面接に入りますか…」と素の状態で面接に臨むことができるような場をつくっている。
気持ちを代弁する。
「志望動機」を多くの面接で聞かれることが多いかと思います。
ただ、その際には必ず相手の気持ちを代弁する一言を入れるようにしており、たとえば「転職の決意は相当のものだったと思います。他にも様々な会社を見て自分にあった会社を探しているのではないかと思いましたが、なぜ当社に応募する気になりましたか」などと代弁する事で、「この人は自分の理解者だ」と感じるため、その結果、応募者がさらに話しやすくなるそうだ。
自社のデメリットを正直に話す。
面接官としては会社を良く見せたいというところだろう。
しかし、あえて苦手としている部分などを正直に話すことで応募者に余計な期待を抱かせずに、応募者自身も正直に答える雰囲気がでるとしている。
最終的には誠実さが大事だと語る。
質問時間の制限は設けない。
面接時間と同じくらいに質問時間を設けることも重要だという。
応募者から質問されるほうが、こちらから質問するよりも応募者の姿をつかみやすいという。
質問時間には制限をしていないので好きなだけ質問してください。など、質問しやすい状況を意図的に作り出しているようだ。
そして上記のような対応をする面接官が居る会社が良い会社といえることだろう。
【「ライブドアニュース」より一部抜粋。】