アパレル会社が2016年秋冬シーズンに向けてファー(毛皮)を使った小物や雑貨の仕入れを増やすとしている。
ビームス(東京・新宿)が毛皮を使ったバッグなどを増やすほか、サザビーリーグ(東京・渋谷)も毛皮をあしらったサンダルを増やすとしている。
ファー商品続々。今年はファー商品が増える!?
ビームスは婦人服「デミルクス ビームス」で毛皮をしようした商品の取り扱いを15年の秋冬の約3倍に増やすとしている。
バッグやアクセサリーでファーを使った商品を増やしており、レッキス(ウサギの変異種)の毛皮を使ったショール(2万6000円)などをまた、「エッフェ ビームス」でも毛皮を使った商品を昨年秋冬と比較して4倍に増やす。
同社の林恵理子バイヤーによると、欧米で開催された展示会では15年の秋冬シーズンから、毛皮を使った商品が増えているようだ。
イタリアの高級ブランド「フェンディ」が販売するアクセサリーが売れたことで富裕層以外にもファー商品の人気が高まったという。
サザビーリーグはセレクトショップ「エストネーション」で毛皮を使った新作シューズを展開。
衣料品では毛皮を使ったウエアを昨年秋冬シーズンに比べて10%増やすとしている。
毛皮を使った「ジレ(ロングベスト)」で新作を売り出すとしている。
他にカラフルな毛皮を使用したバックやストールも展開する。
毛皮のコートを着るのは気が引けるといった人も多い中、取り入れやすい雑貨などにファーを使うことで毛皮のコーディネートを提案する考えだ。また、特殊なポリウレタンや素材を使って、さらさらした感触や膨れないデザインなどに付け心地にこだわった素材にした。
自社通販サイト「インザヴェール」で売り出している。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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