博物館は全国のあちこちにあるが、建築模型ばかりを展示した博物館は珍しい。
保管サービスの寺田倉庫(東京・品川)は、一般社団法人・日本建築文化保存協会と組んで建築家が建物を建設する際に作る建築模型を保管・展示する国内初の施設を開業するとして話題となっている。
ありそうでなかった建築模型の博物館!!マニアが殺到の予感?
今春、同社本社内に開くのが建築模型ばかりを展示した「建築模型ミュージアム」だ。
建築愛好家や日本に急増している訪日外国人らに日本の建築の魅力を、「建築模型ミュージアム」を通じて発信するとしている。
建築模型ミュージアムでは、国内外で活躍している日本人建築家らの模型を保管しながら来場者が鑑賞できるようにするとしており、保管場所に悩んでいた建築家のサポートにもなるとしている。
建築模型は資料や芸術品としての価値が高い一方で、保存や活用の仕方など整っていないといった問題があった。
模型の近くには2次元バーコード(QRコード)を掲示し、来場者がスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)で読み取ると出展者の活動内容や完成建物の写真などを閲覧できるようにするとしている。
現地の天王洲地区は文科系の催しが多く、集客上の相乗効果も期待されている。
建築模型の展示は国内初であることから、全国から建築模型のマニアも集まることが想定されている。
開館時間は午前10時~午後6時で、月曜休館となっている。
入館料は大人1000円となる。
【「日経MJ」より一部抜粋。】