訪問介護事業のリンクオブスマイルズ(大阪氏北区)は、看護師の希望の時間や場所で働くことができる訪問看護ステーションを紹介するサイトを開設するとしている。
初年度は50人の看護師登録目指す。人手不足解消なるか。
2017年1月からサービスをスタートする予定で、訪問看護ステーションには業務効率化のためのソフトを販売する。
週1時間から働けるということをうりにして看護師の登録者数を増やしていく狙いで、サービス名は「おうちで看護」となっている。
住所、経歴、希望勤務地などをサイト内で入力して、条件に合うと判断された場合は訪問看護ステーションから連絡が来る仕組みだ。
1時間から働くことができ、自宅から患者の家まで直行ができるという特徴もある。
気軽に看護師として働くことができる環境を作ることで、産休後の資格者の復帰の支援にもつなげて、人手不足解消にもなると考えている。
また、同社のサイトにログインすることで、患者の情報をクラウド上で管理しているため、患者の様態を確認することもできる。
一般的には看護師は夜勤などもあり、長時間労働になるというケースが多い。
そのため、求人を毎週のようにかけているが、なかなか人材が集まらないとして嘆いている訪問看護ステーションのような施設は多い。
高齢化が進む中で確実に在宅医療の需要は高まっており、全国に看護師の資格保有者は210万人居るが、そのうち71万人は看護師として働いていないそうだ。
資格保有者が今後、このサービスにより資格を活用しやすくなると考えられている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】