東日本旅客鉄道(JR東日本)はJTBパブリッシング(東京・新宿)と組んで、地産品を使って観光情報を発信するとしている。
菓子にQRコードを表記して、産地の観光情報を取得できるようにすることで、旅行を促し沿線地域の活性化を狙っている。
駅中・紀ノ国屋で販売し旅行を促す。
地産品のプライベートブランド(PB)商品「おやつTIMES(タイムズ)」を活用し、パッケージに印刷したQRコードをスマートフォン(スマホ)などで読み取ることで、JTBパブリッシングが運営している「るるぶ.com」の観光情報を確認できるようになる仕組みだ。
すでに販売している「青森の南部せんべりラスク プレーン味」や「福島のドライもも」など16種類の商品でも、パッケージの追加印刷にあわせてQRコードを印刷するとしている。
おやつタイムズは地方の食品加工メーカーと組んで開発した地産品ブランドで、駅中のコンビニ「ニューデイズ」や高級スーパーの「紀ノ国屋」で販売している。
地域の中小事業者が生産している食品を女性を中心とした首都圏の消費者をターゲットに地域の観光情報を発信していくことで、沿線を旅行で利用してもらい、旅客数に営業キロをかけた「輸送量」を増加させるとしている。
また、地方路線を強化することで、新幹線の乗客増にもつなげたい考えだ。
気軽に買ってもらえる地方のお菓子から地方への地域活性化に繋がることが期待されている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】