京都府北部の京丹後市丹後町では、一般人がマイカーを使って有料で客を送迎する「ライドシェア」が実施されている。
開始から半年、ウーバーの協力の下、地元NPOがサービスを滞りなく提供しており、固定客もついてきており、全国の市町村からも視察に訪れているようだ。
「ライドシェア」がシニアの需要を獲得。
スマートフォン(スマホ)を使って「ライドシェア」を利用しているシニアが京丹後市で増えている。
自家用車で運賃は1.5キロメートルまで480円で、以遠は1キロごとに120円となる。
利用者は雨の日にも坂道を腰を曲げてバス停まで歩かなければいかない道でも、ライドシェアを利用することで難なく行き来することができる。
デマンドバスは前日夕方までに予約が必要で、気軽に外出が難しかった。
そこで、地元NPO法人がライドシェアの代表格、ウーバージャパンに協力してもらって配車システムを実現した。
ドライバーに関しては、60代を中心とする18人の地域住民やNPO法人が対面欠かさず健康チェックを行っており、万全の状態となっている。
スマホを利用していないシニアも多いということが課題となっていたが、スマホを利用している住民に電話をすることで配車依頼してもらうことで解決したようだ。
ライドシェアでは「助け合い」の精神が行き渡っており、過疎地ではライドシェアの強みが生きているようだ。
今後、地元のタクシー業界の反発が予想されており、住民が支持すれば流れは変わると見られている。
【「日系MJ」より抜粋。】