生協はコープの配達員全員にスマホを配備した。
これは、組合員の要望を汲み取るための策の一環で、コープさっぽろ(札幌市)ではスマホを片手に注文履歴を参考に「御用聞き」をする。
また、コープ東北サンネット事業連合(仙台市)は購買動向から顧客を10タイプに分類してメールマガジンの配信実験を開始した。
提案力を強化して、競争力を高めていく。
コープさっぽろは専用スマホで御用聞き!!
専用スマホの導入により、顧客の宅配に関する要望が閲覧できるようになった。
これにより、たとえば前回の配達時に「不在なので、注文品は勝手口に置いてほしい」といった要望があれば、配達前にチェックできるようになる。もし、新規や代理の配達員に変わったとしても引き継げるため顧客の要望に応えることができるようになる仕組みだ。
また、お薦め商品の前年の購買内容も自動で表示されるようになっており、今年にまだ注文がなければ購入を促すとしている。
この新端末による満足度の向上を狙い、宅配サービスの拡大を狙う。
コープ東北サンネット事業連合はメルマガで提案。
宮城県と福島県の組合員、約3万人を対象としたメールマガジンの配信の実証実験を日本ユニシスなどと共同で開始した。
内容は購入履歴を分析して、「健康志向」や「安さ重視」といった10タイプに分類して、各グループに合わせたお薦め商品を掲載したメールを週に1回配信するというものだ。
売上やメールの開封率などから効果を検証して、来年度からは東北6県の組合員に配信するとしている。
【「日経MJ」より一部抜粋。】
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