日本には四季がある島国のため、夏には海で海水浴が楽しめ、冬にはスキーやスノーボードといったウィンタースポーツを楽しむことができる世界的にも珍しい国だ。
海外では1年中雪の降らない地域もあるなどスキー文化がないところもあるため、訪日外国人にとってスキー場が非常に人気になっている。
そこで、阪神電気鉄道の子会社でスキー場を運営している六高山観光(神戸市)は、訪日外国人向けにスキー教室の運営を始めるとしている。
日本のスキー人口減少を補う、訪日外国人の需要!!
少子高齢化なども影響しており、日本におけるスキー人口が減少しつつある中、2020年の東京五輪・パラリンピックが開催されることでビザの発給緩和などから急増している訪日外国人客の旺盛な需要をスキー場にも取り込むため、六高山観光が始めたスキー教室では、英語や中国語を話せる日本人スタッフが、ブーツのはき方から安全な滑り方までしっかりと教えてくれる。
訪日外国人客向けのサービスを充実させ、来場者の増加に繋げたいところだ。
六高山上にある人工スキー場「六高山スノーパーク」(神戸市)で、3月18日までの平日に開催するとしている。
2時間のスクールを1日2回開催し、受講者は各回際だい8人と限定している。
講習料は一人5500円で、外国人向けのスキー教室は初となる。
また、六高山観光は同スキー場にイスラム教徒向けの礼拝所を新設したほか、中国語が話せるスタッフを増やして安全な滑走を促す場内放送を中国語でも始めるなど訪日外国人向けのサービスを強化している。
【「日本経済新聞」より一部抜粋。】